リノリウム押さえの再現

リクエストにお答えして私流の「リノリウム押さえの再現方法」を公開します。
このリノリウム押さえというやつはリノリウムを甲板に固定するもので真鍮でできていたそうです。


まず準備するものは

タミヤセメント(流し込みタイプ)」と「リノリウム押さえに使う物(真鍮線、銅線等)」です。

リノリウム押さえはスケールを考えると極力細い物をお勧めします。
ちなみに私が良く使うのはゴールドメダル社の精密手すりのおまけパーツのものです。
真鍮線などにくらべかなり細く断面も四角なのでお気に入り、しかしこの手すり高すぎ(3600円)

で、これをどうするかというと、まずリノリウム押さえを取り付ける場所にタミヤセメントを適量塗り、
真鍮線などをそのまま乗せてくっつけるだけ。乗せた後さらにタミヤセメントを墨入れの要領で流し込むと良い。
このときあまりリノリウム押さえを埋めすぎると塗装をはがすときに苦労するので注意。


その後リノリウムの塗装を行い、先ほど取り付けたリノリウム押さえの表面部分の塗装を
デザインナイフなどで削り取るとうまく金色のリノリウム押さえが再現できます。


タミヤセメントってプラ用接着剤だけどくっつくの?という疑問が沸く方も居ると思いますが、
プラの樹脂が溶けて多少めり込むため取り付けることが可能です。
タミヤセメントを使用するメリットとしては、綺麗に取り付けやすいこと
デメリットとしては瞬間接着剤に比べやはり強度が不足することでしょうか。
もっとも無理に引っ張ったりしなかぎり剥がれないと思います。
こちらが現在制作中の島風


こちらが以前制作した伊勢のものです。

とりあえず速攻記事だけどこんなもんで。